2010年1月7日木曜日

機械いじりの楽しみ つづく

「歌会始め」を始めたのだが、生来腰の据わらないたちで、機械イジリを始めてしまった。



表紙の絵は井関のコンバインの6本替えたベルトとひとつ、よくぞ今までもっていた、エライ。それで、今イジッテいるのは、クボタのコンバイン、「HX350 」、数年前までは現役だったが、結束機部(アルミ部品部分)が壊れて、廃品になった物を譲り受けた。なんと、これのエンジンはV型2気筒、弁機構はOHV。ガソリン仕様。つまり、ハーレーと同じなのだ、すっかりバラシて、エンジンの絵を撮った。検索すれば、クボタ製のこのエンジンは、1977年に作られたものらしい、「GN2900」がこれに付けられた名前。排気量289cc。ちなみに、ベルトを替えた井関のエンジンは単気筒SV(サイドバルブ)341ccである。この当時のコンバインは軽四の半分のエンジンで、田圃をこま鼠のように走り回っていたのだ。
悲しくも、けなげで、非力で懸命。これが我々の本来の姿ではなかったか。バラシながら、そんなことを考えた。
もう少し、付け加えてもいいか。ココロネ、のことではなくこのエンジンのことである。
キャブレターを高いところに持たざるを得ない構造上、そして、ガソリンタンクをキャブレターより上に置けない制約によりこのエンジンはフィーエルポンプ(燃料ポンプ)を持っているのである。絵では、マフラーの向こうにポンプその上にキャブレターである。(ついでに、動力取り出しのアルミ製プーリーがひとつだけなのも確認してください)
このコンバインをバラシながら、設計者が、より軽く、よりコンパクトにと腐心した様が随所に見られた。樹脂製部品、アルミ製部品の多用とか、エンジンからの動力をひとつのプーリー(これがアルミ製)に出し、それを空間度の多い、車体の反対側まで軸で運び、それを分配する構造。などなど。
こうしてみれば、電気モーターを動力とする、トウス、乾燥機、米選機、などの設計はたやすいと思えてくる。
昨今の自動車の電気モーター化は電力供給のハードルをクリヤーすれば、技術的には難しくはないのである。

1 件のコメント:

chisato さんのコメント...

野良通信様
コメントがうまく発信できなくて今回で3回目です。機械に弱いもので!あきらめずに挑戦しましたが、とどくかな?
写真がとてもうまいですね。屋根の上の雪の写真などよかったですよ。私は、デジカメの装置もよくわからなくて、適当に写しています。では、また