稲刈りが終わると次は、籾を乾燥させてみよう。(稲刈りについては後日書く予定)
「ラエ」の先生から譲ってもらった乾燥機に籾を入れて、今年は常温で乾燥させている。バーナーを焚いて(40℃で)乾燥させれば、1時間に1%の割合で乾燥するのは経験上わかっているのだが、今年は常温(20℃)でやっている。理由はやってみたいそれだけなのだ。しかしこれが、なかなか乾燥しない。5時間で1%いくかどうかだ。遠くない昔、ハゼボシ(稲架干し)で乾燥させていたのだから何とかなるだろう。と高を括って記憶を辿れば、そういえば、「コーツト」のじいさんは脱穀した後、籾をムシロ(筵)の上に広げて乾燥させていたのを思い出して少し不安になった。今日みたいに、雨模様で湿度70%の空気を当てて、はたして、水分量15%の籾になるものかしら。
思案の後、パソコン先生のO氏に聞いてみた。先生は理系を自任してる。「せんこたーなかろう」とあれこれ説明してくれる。先生によれば、「飽和水蒸気量」というものがあって~~。私の解ったのは、たとえ70%の湿度であっても、30%は乾燥させる能力があるらしいということだ。(先生は、飽和水蒸気量の表をメールで送ってくれた。)下手に、科学的知識を持つとますます混乱するのかもしれない。私は、ヒトの気持ちのあふれて涙になるように、空気の持ちきれなくなった(飽和した)水分が霧や雲や雨や虹になるようすを想って、少しくロマンチックになっただけである。
日も暮れてきたようだ、籾は少しは乾燥したかしら。
ラエの先生の乾燥機