2012年1月19日木曜日

ケーコートー

ケーコートー

反応の鈍いドンクサイ人物をこう表現していた。今では滅多に聞かなくなった。
台所の蛍光灯がチカチカし始めた。寿命が来たらしい。家の中で一番長く点いているのがこの台所の明かりだ。この際、節電も兼ねて流行(はやり)のLEDに取り替えようと思い立った。電気屋にゆきコードとか口金とかを買い込んで付けてみた。裸電球がブラ下がっているのと同じだけれど、点けてみるとLEDの光は少々目にきつい、それでフードを付ける事にした。何かないかと家中の物を怪しげな目つきで漁った後、行き着いたのがこれ。



自慢したいのである、我が発想と工夫を。家の者どもも文句も無しにこの明かりの下で箸を使っているのだから、この家族少し変わってますな。





自慢といえば、これを見せたい、戦前(正確には戦中か)の「防空用電球」。ソケットに付けてみたらまだ生きていた、絵でもお解かりのように、真下にしか明かりが行かぬようにしてある。「防空」といっても敵アメリカの圧倒的戦力を防ぐ知恵がこれだから勝ち目は無かったと言わざるを得まい。この明かりの下でB29の不気味なプロペラ音を息を潜めて聞いていた時代はそんなに遠くはないのである。ちなみにこれが活躍していた時から8年後に私は生まれている。



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