2017年4月13日木曜日

ツバメつづき

今朝の事だ目を覚ませば日差しもあり風もある。こんな日は大きめのモノを洗濯しようと思い立った。万年床からシーツを引剥しバタバタしていると斜めに差し込む光にホコリが舞っているを見る。網戸を開け放せば風に乗ってサ~と流れ出るだろうと考えた。それはそれとして、開けた途端にツバメが二羽飛び込んできた。バタバタと騒がしい、こんなつもりじゃあなかったというように慌てたようすだ。こんなつもりじゃあなかったのは私も同じ、お互い様だ。思うに網戸は外から見れば壁と同じなんだろう。一面の壁にポッカリ空いた新たな空間。内に居ればタダの虫除けの網なんだが。

2017年4月12日水曜日

[昨日、ということは2017年4月10日。ツバメを初見す。]

    [昨日、ということは2017年4月10日。ツバメを初見す。]

      つい先日、ツバメを見たと報告したばかりだが、今日は空き家だった我が家の軒下の巣に収まっているいるのを見た。まるで居抜きの店で居酒屋を始めた店主のような風情だ。チャッチャとした仕事の速さに驚く。してみるとパートナーは既に移動中の南海上で決めていたものとおもわれた。家がどうの、親はどうのなんてヒトみたいに思い煩うヒマはなかっただろう。夏来たりなば即ち夏去る。のであるから、このひと夏の婚姻とその奮闘ぶりをジイさんは応援しよう。ツバメはヒトのごとくに言い訳なんて考えるヒマなんか無いに違いない。

2017年4月7日金曜日

シジュウカラ(四十雀)

しばらく前から「ツーピー・ツーピー」と鳴く鳥が家の周りで徘徊している。さて?どんな鳥だろうと思っていた。すると今日はずいぶん近くで鳴いている。そ~っと窓辺に近づいて見てみた。こんな鳥
頬が白いから「ホオジロ」かと検索してみたら鳴き声が違う。「シジュウカラ」(四十雀)だって。
考えてみれば、こうして鳴き声の主をあばく事は無粋のきわみなのかもしれない。目を閉じて部屋の片隅でさまざまの鳥の声を聞いているとまるで空いちめんに音の粒が弾けているようではないか。

2017年4月5日水曜日

花弁の重み

みのるほどこうべをたれるいなほかな。(実るほど頭を垂れる稲穂かな)という私にピッタリの戒めがある。ところがサクラの木もそうであるようだと発見した。昨日のことだ、日付の変わる頃に犬を連れていつもの散歩コースを歩いた。この時間、南の空には夏の星座「さそり座」が登っているぞ。犬どもは星も花も観ることなく、ひたすらサクラの根本に臭いを嗅ぎに行く。仕方なく付いてゆく私の目の高さにサクラの枝があって危ないのだ。花芽が膨らむ以前はこうではなかった。風吹けば散る些細なもの、サクラの花弁も数を集めればそれなりの重みがあるものだ。と思ったことだ。

2017年4月2日日曜日

さくらカーニバル

昨日、土曜日のことだ。岡山城辺りの旭川東岸を南下した。さくらカーニバルの時期だから混雑を予想したが、エイ、ママよと車を乗り入れた。まだ水溜りの残る河川敷には数組のグループがシートを敷いて飲み食いしていた。懸念は外れてガラガラだった。それでも河川敷には肉を焼く匂いが濃く立ちこめている。オオ懐えば、花見に焼き肉なんて習慣は最近の流行りだな。思うに密封度と清潔度が優先されるこの頃の住宅では魚を焼くことさえしないというではないか。サクラ開花にかこつけて自粛・自制していた煙を上げるという野生、野蛮を皆さんは楽しんでいるのだろう。少し離れての土手には肩を並べてカップルが弁当を使っているを観る。まだ若いその二人にはサクラも咲かない肌寒い今日の日の弁当がふたりの記念になる事だってあろうではないか。幸運に恵まれて幸(サチ)ありますように。